Spotifyで作成したプレイリストの解説めいたものを、再び書いてみようと思う。
今回のプレイリストは、『原曲を超えた⁉️名カバー20曲』である。
その名の通り、カバー曲のみで20曲を構成した。長くなりそうだ。
原曲を超えた⁉️名カバー20曲
私の主観で、「原曲を超えているのでは!?」というカバー曲を選んだ。レコードにちなんで、前半10曲をA面、後半10曲をB面としている。
Spotifyをお使いの方は、Spotifyアイコンからプレイリスト画面に遷移できる。
Imagine
2004年。Toolのメイナード・ジェームス・キーナン率いるA Perfect Circleによるカバー。原曲は、ご存知の通り、ジョン・レノン。
争いのなくならないこの世界に対する警鐘のように思える。「And the world will live as one」が皮肉のように聴こえる。
In My Eyes
2000年。Rage Against The Machineによるカバー。原曲は、1980年代前半に活動したハードコア・パンク・バンドで、イアン・マッケイ率いるMinor Threat。
まだ序盤だが、ギアを踏み込むということで選曲した。
California Dreamin’
1996年。HI-STANDARDによるカバー。原曲は、1960年代のフォーク・グループ、The Mamas & The Papas。
今回のプレイリストで、唯一の日本人バンド(洋楽扱いでも良いか?)。先ほどのRage Against The Machineに続いて、勢いをつけようと選曲した。
Across The Universe
1998年。フィオナ・アップルによるカバー。原曲は、もちろん、The Beatles。
原曲も良いが、フィオナ・アップルの気怠げな歌唱も良い。四曲目なので、このあたりでゆったりとしたものを一曲、という気持ちで選曲した。
The Model
1987年。スティーヴ・アルビニ率いるBig Blackによるカバー。原曲は、昨年のフジロックフェスティバルにも出演していた現役バリバリのKraftwerk。
私はBig Blackが大好きなので、ここでまたテンションを上げていくか、という気概で選曲した。
Head On
1991年。元祖オルタナティヴ・ロック、Pixiesによるカバー。原曲は、The Jesus And Mary Chain。
同時代のバンドであるThe Jesus And Mary Chainへのリスペクトを感じる。Pixiesも大好きなので、一曲前に続いてテンションを上げる構成。
Song To The Siren
1983年。イギリスのレコード・レーベル「4AD」の創設者であるアイヴォ・ワッツ=ラッセルが率いるThis Mortal Coilによるカバー。原曲は、ジェフ・バックリィの父、ティム・バックリィ。
ヴォーカルは、Cocteau Twinsのエリザベス・フレイザー。強い。ついでに書くと、一曲前がPixiesなので、同じ「4AD」繋がりということで選曲した。
I Shot The Sheriff
1974年。いわゆる三大ギタリストのひとり、エリック・クラプトンによるカバー。原曲は、ボブ・マーリー & ザ・ウェイラーズ。
原曲のリリースが1973年で、翌年にカバーして大ヒットさせているところを見るに、クラプトンは流行に敏い。
Twist And Shout
1963年。The Beatlesによるカバー。原曲は、The Top Notes。
ジョン・レノンの声が強い。レコーディング時、風邪を引いていて声が出ない中、牛乳と咳止めドロップを飲んで録音に臨んだというエピソードがあるが、迫真の歌唱である。
Crossroads
1968年。Creamによるカバー。原曲は、伝説のブルースマン、ロバート・ジョンソン。
原曲はタイトルが「Cross Road Blues」だが、Creamによって大幅なアレンジが加えられており、もはや別物である。A面最後の曲ということで、ライブ演奏でお送りした。
Can’t Take My Eyes Off You
2002年。Museによるカバー。原曲は、フランキー・ヴァリ。
ポップスの魔法と言いたくなる魅力的なメロディ。様々なアーティストがカバーしている楽曲だが、ロック・バンドのフォーマットで言えば、良カバーだと思う。B面の始まりに相応しいと思い、選曲した。
Hound Dog
1956年。「キング・オブ・ロックンロール」こと、エルヴィス・プレスリーによるカバー。原曲は、ビッグ・ママ・ソーントン。
「ええっ、この曲ってプレスリーの曲じゃなかったの?」と驚いた。原曲を魔改造しているため、ほぼ別物である。ゴキゲンな一曲が欲しくて選曲した。
Stand By Me
1975年。ジョン・レノンによるカバー。原曲は、ベン・E・キング。
ジョン・レノンは声がずるい。サビとかずる過ぎる。格好良いに決まっている。「ホウェンザナイッ!」
Superstar
1971年。The Carpentersによるカバー。原曲は、Delaney & Bonnie And Friends。
「ええっ、この曲ってThe Carpentersの曲じゃなかったの?」と驚いた。何なら、The Carpentersの中で一番好きな曲なのに…
Sonic Youthの「Superstar」はカバーのカバーだったわけだ。
Dead Souls
1994年。Nine Inch Nailsによるカバー。原曲は、Joy Division。
『クロウ / 飛翔伝説』という、酷い邦題のついた映画のサウンドトラックより。
一曲前の「Superstar」から、暗い楽曲の流れを意識している。この曲もその一環として選曲した。
Ceremony
1989年。Galaxie 500によるカバー。原曲はNew Order(Joy Division時代から曲は存在する)。
本当はRadioheadのカバーを選びたかったのだが(超失礼)、サブスクになかった。まあ、このカバーもなかなか良い(失礼)。
選曲の理由には、単純に好きな曲だからというのと、一曲前がJoy Divisionの楽曲なので続きにしたい、という意図がある。
Summertime
1968年。Big Brother And The Holding Company(ジャニス・ジョプリン)によるカバー。原曲は、よくわからない。作曲はジョージ・ガーシュウィンで、ビリー・ホリデイが歌ったものが最初にヒットした、とWikipediaに記載があった。
ジャニス・ジョプリンの声が強過ぎる。すごいハスキー・ボイス。ところで、Big Brother And The Holding Companyって、ギター下手だよね。
The Man Who Sold The World
1993年。私の最愛のバンド、Nirvanaによるカバー。原曲は、デヴィッド・ボウイ。
デヴィッド・ボウイファンの方には、先に謝っておく。私はNirvana信者で、カート・コバーン師匠を心の師と仰いでいるため、特別視せざるを得ない。何が言いたいかと言うと、原曲を超えている。カート・コバーン師匠の声が強過ぎるためである。
Like A Rolling Stone
1967年。天才ギタリスト、ジミ・ヘンドリックスによるカバー。原曲は、ボブ・ディラン。
モンタレー・ポップ・フェスティバルでのライブ音源。ジミ・ヘンドリックスは、ボブ・ディランを敬愛していたと聞く。先達に捧げる魂の演奏といったところだろうか。
Hallelujah
1994年。ジェフ・バックリィによるカバー。原曲は、レナード・コーエン。
B面の最後はこの曲で。心が洗われるようだ。
おわりに
全20曲、1時間21分!プレイリストを聴いてくださった方は、大変お疲れ様でした。
このプレイリストを作成していて、「ええっ、これ、カバー曲だったんですか」という発見が、いくつかあった。意外とカバー曲が代表曲だったりというケースも。あとは、魔改造。原曲と全然違うじゃん、というのも割とあった。
まだ聴いていない方は、少しずつでも良いので、聴いていただけると嬉しい。


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