藤本美貴とかいう天才

藤本美貴とかいう天才

もしや小耳に挟んだことがあるかもしれないが、私はアイドルが大好きである(現在では他界している)。
今回は、藤本美貴さん(以降、愛称である「美貴様」と記す。「ミキティ」ではない理由は後述)にスポットを当てたい。
また、文中に登場する、石川梨華さんは「梨華ちゃん」、紺野あさ美さんは「こんこん」、道重さゆみさんは「さゆ」と、それぞれ愛称で記す。

滝川の狂犬

ご本人曰く、「北海道の真ん中らへん」出身。ぼかしてはいるが、北海道滝川市のことだ。
顔は可愛くとも滲み出るヤンキー感、隠し切れない気の強さ、あまりにもサバサバした性格、美貴様は完全に女王様気質である。ゆえに私も、一般的な愛称である「ミキティ」ではなく、「美貴様」と書いている。
美貴様は当初ソロアイドルだったが、2003年にモーニング娘。6期メンバーとして電撃加入する。そのときの、「何でソロやってる私が、グループに入らなくちゃいけないんだよ」と言いたげな不服そうな顔は、非常に印象的で、今でもよく憶えている。

もう一人の天才

盟友でもある松浦亜弥さんが、伝説的な天才過ぎたため見逃されがちだが、美貴様もまた天才である。
太く力強い歌声、歌唱力の確かさ、カリスマ性、肝の据わり方、どれを取っても一流のソロアイドルと言えよう。特に、アップテンポでお転婆な曲を歌わせたら右に出る者はなく、天下一品。その例のひとつが、「ブギートレイン ’03」だ。

藤本美貴 – ブギートレイン ’03

カントリー娘。に紺野と藤本(モーニング娘。)でレンタル移籍した際の楽曲、「浮気なハニーパイ」でも、美貴様の歌声は健在である。明らかに一人だけ声の存在感が違う。美貴様強い。こんこん可愛い。

カントリー娘。に紺野と藤本(モーニング娘。) – 浮気なハニーパイ

美貴様は、がなりもいける。モーニング娘。の19thシングル「シャボン玉」では、全員がサビをがなり気味に歌っているが、美貴様が断トツで上手い。美貴様のがなり最高。

モーニング娘。 – シャボン玉

モーニング娘。の24thシングル「涙が止まらない放課後」でも、美貴様の歌唱力の高さが確認できる。この曲では、美貴様以外は、梨華ちゃん、こんこん、さゆという歌が拙い(それもまた魅力)メンバーがセンターを務めている。それだけに、美貴様が歌うパートだけクオリティが爆上がりするという現象が起こっていて面白い。こんこんとさゆ可愛い。

モーニング娘。 – 涙が止まらない放課後

美貴様美貴様お仕置きキボンヌ

「ロマンティック 浮かれモード」という曲がある。この曲は、その後のアイドルオタク文化に決定的な影響を与えた一曲と言える。この曲で何が有名なのかと言えば、「ヲタ芸」である。
歌い出しは、美貴様に対する土下座で開始される。そして、イントロにおける「ウリャヲイ!ウリャヲイ!」という野太い掛け声、Bメロの「ミーキティ、ヲイ!」のPPPHパンパパンヒュー、サビ前で「美貴様美貴様お仕置きキボンヌ!」と叫び、サビでは頭上で手を叩きながら回転したのち、ロマンスというキモい動きになだれ込む。そして、ラストサビ前では全員で後方に下がり、歌唱に合わせて滑り込みながらの背面ケチャをかます。
ヲタ芸の基本が全て詰まっている、と言っても過言ではない一曲なのである。

藤本美貴 – ロマンティック 浮かれモード

ヲタ芸 ロマンティック 浮かれモード

歌詞中の想い人の「彼」が、オタクとは真逆の人物像なのが悲しい。

毎日見かけるあの人に
恋してた
普段は仲間とはしゃいでる
目立つ人

藤本美貴「ロマンティック 浮かれモード」

アイドル史に残る大名盤『MIKI①』

美貴様はモーニング娘。に電撃加入したため、ソロアイドル時代のアルバムは、この一枚のみである。
デビュー以降のシングル「会えない長い日曜日」「そっと口づけて ギュッと抱きしめて」「ロマンティック 浮かれモード」「ボーイフレンド」「ブギートレイン ’03」を全て詰め合わせた、全11曲。
曲順を考えた人、一曲目を「ブギートレイン ’03」にしたの、わかってるよ。それで、二曲目は「ロマンティック 浮かれモード」でしょ?完全にわかってるね。最後の曲は「Let’s Do 大発見!」だし。あんた、優秀だよ。

藤本美貴 – 会えない長い日曜日

藤本美貴 – そっと口づけて ギュッと抱きしめて

藤本美貴 – ボーイフレンド

おわりに

現在ではママタレ(?)として活躍する美貴様。アイドル時代は本当にすごかったんだぞ、ということが、少しでも伝われば嬉しい。
それでは、皆さま、ご唱和ください。

「美貴様美貴様お仕置きキボンヌ!!!」

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